「哲学相談おんころ」では、これまで研究会の開催や演劇とのコラボレーションを通じて、ACP(アドバンス・ケア・プランニング)の普及に努めてきました。しかし、一般の方々には「いざという時」を具体的にイメージすることが難しく、事故や災害、慢性疾患の進行といった医療的場面と結びつけることの重要性が浮き彫りとなりました。
そこで、本年12月から「おんころ広場:ACP対話シリーズ」を月1回、開催することにしました。ACP対話シリーズでは、医療的な状況を日常の生活場面と結びつけ、より身近に感じていただくための「哲学対話」を実施します。本シリーズを通じて、「よい生からよい死へ」というテーマに触れ、死や病をタブー視せず、「自分にとって何がたいせつか」(価値観)を医療者や家族とのコミュニケーションのなかで確認しましょう。
各回の話題提供者やテーマは事前に発表します。
医療者による具体的な説明を提示することで、参加者がACPと関連するトピックを深く考える場を提供します。続いて、その話題をさらに掘り下げる哲学対話に進みます。
事例の提示に当たっては十分な配慮を行いますが、参加者の心に響く内容になることもあるため、その点をご了解の上、ご参加ください。
最初の3回の日程は下記の通り:
12月14日(土)15:00-17:00
【話題提供】岡義雄(箕面市立病院 病院長/医師)
【テーマ】「あなたにとってのwell-beingとは」
【参加費】1000円
【定員】8人
【申込】事前申込(申込はこちら)
1月5日(日)14:00-16:00
【話題提供】北村温美 (大阪大学医学部附属病院 中央クオリティマネジメント部 副部長/医師
【テーマ】「よく使われる表現『迷惑をかけたくない』について」
【参加費】1000円
【定員】8人
【申込】事前申込(申込はこちら)
2月8日(土)14:00-16:00
【話題提供】中岡幹彦(ほーむけあクリニック 在宅医療フェロー)
【テーマ】「お医者さんとの話し方」
【参加費】1000円
【定員】8人
【申込】事前申込(申込はこちら)
お待ちしています!