12月22日おんころ初のクリスマスイベントを行いました。
とても楽しかったです!
今回は大阪大学医学部合奏団の演奏と哲学対話のコラボレーシということで、まず大阪大学医学部合奏団の皆さんによる「愛の挨拶」、「子守唄 」、「白鳥」、「二重奏曲 イ長調1,2楽章」、「SHE」と「ラプソディー・イン・ブルー」、そして、アンコール曲の「情熱大陸」まで心のこもった素晴らしい演奏を聴かせていただきました。
私たちおんころのスタッフもクリスマスということでサンタの格好をしました!
ミニコンサートの後は対話に進みました。
私たちスタッフを含めて、16人が参加しました。
今回の対話は、いつもとは違う方法で、初めての方でも楽しんで参加していただけるようゲームを取り入れた対話の導入を考えました。
ゲームの内容は次の通りです。
Brian Lobelの“Fun with cancer patients”の発想から、様々なカードを作り、紐に貼りました。例えば、言葉のカードと絵のカードを作り、言葉の場合は同じ言葉でも違う字の色や背景の色を作り、違った印象になるようにカードを作りました。
今回のテーマは「病気になってから、、、」でした。テーマを考えながら皆さんにカードを選んでもらいます。このテーマに対して、当事者、家族、医療者立場で気持ちはそれぞれ異なるでしょう。病気に対する気持ちだけでなく、周りの人に対しても「病気になってから」の気持ちや反応もきっと違うのではないかということが、このゲームをするきっかけとなりました。
テーマに合わせて、自分の気持ちや行動によって、カードを選んでもらい、そのカードを選んだ理由も短く書いてもらいました。
実際にカードを選んだ参加者は12人。その中の3人が絵を選び、他の参加者は言葉を選びました。やはり、言葉の方が分かりやすいという意見が出ました。
対話で皆が積極的に参加して、当事者と医療者の議論もかなり興味深いものとなりました。
様々な問いについて議論しましたが、その中で「癒されること」についても話しました。
今回のイベントの音楽は「癒される」きっかけとなったようで、皆さんによると、「癒されること」は大切であるだけでなく、大事しなければならないことだということが印象的でした。私はイタリア人ですが、イタリア語では日本語の「癒やす」と全く同じ意味の言葉はありません。日本人ではない私が「癒」の意味をもっと知りたくて、私も提案してみました。好きなことをする時には「何も考えないで、そのことに集中すること」かと聞いてみました。皆さんにとって「癒される」とはどういう意味ですか?
対話では、それに対して異なる意見も出ましたが、今回のクリスマスイベントは癒されることの一つの例だと思いました。そして、対話はそれを言葉にするきっかけになりました。
みなさんはどのカードを選びますか?なぜですか?
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