9月15日に第6回のおんころカフェ研究会を行いました。
今回も興味深い話ができました!
今回のおんころカフェ研究会は、レクチャーと対話のコンビネーションでした。レクチャーは「人生をどう生き、どう生き切りたいですか」というテーマで、箕面市立病院副院長の岡義雄先生にアドバンス・ケア・プランニングとは何か、何故必要なのかを説明して頂きました。
大阪国際がんセンター副院長で座長の片山和宏先生からは「人生の最終段階を考えることは、逆に今の生き方をも考えることになると思います。また、他の人の考えに触れることで、自分の中に新たな考えが生まれてくることもあるでしょう」というお話があり、現実が差し迫っていない状況の「いま、ここで」自分の価値感や大事にしたいことを改めて一度考えてみることの大切さについてお話がありました。
また、アドバンス・ケア・プランニングを身近に考えていただく方法として、もしバナゲームマイスターの野口直美さんにご協力いただき、簡単なゲームの説明のあと、4人グループに分かれて(2、3人グループでも可能)「もしバナゲーム」を行いました。
ゲームは、「残された人生が半年くらいであると想定」して始まります。
1セットには36枚のカードが入っていて、そのうち35枚には、重病の時や死に向かっている時に人が良く口にする「大事なこと」が書いてあります。その大事なことはケアや医療者について、最後の瞬間に誰といたいのか、また自分がやりたいことなどという内容です。
ゲームを通じて「簡単に」日ごろ自分がどんなことを大切だと思っているのかを確認できたり、あるいは「日ごろ意識はしていなかったけれど、実は大切にしていたんだ」ということに気付くこともあります。参加者は全てのカードを見ることができず、手に入ることもできません。要するに、人生と同じように最初から選択肢が限られているという設定です。目に前にあるカード(選択肢)の中から大切なことを選択するとてもリアルなゲームです。また、家族や友人など、自分の親しい人たちとこのゲームをすることによって、気軽に自分が大切にしていることをシェアすることができます。
ゲームの最後には、参加者の手元にカード5枚が残ります。そのうち、最も大切だと思う3枚を選んで、なぜこのカードを選んだかをグループのメンバーに説明して終了します。とても充実した時間でした。私が最後に選択した3枚のカードはこれです!
参加してくださった皆さま、ありがとうございました。
おんころ研究会はどなたでも参加出来ます。また次回目にかかれることを楽しみにしています!