おんころカフェという哲学対話を開始して、4年めを迎えています。
月1回から2回、大阪や東京で、がんや難病の患者・家族、医療者のみなさんに対話をお届けしてきました。死と向かい合って生きるさなかで、自分の言葉を、自分の「時間」を見つけだしてもらう。医療だけではかなえられない、それが私たちの願いであり、祈りです。(医療者のための哲学対話も開始しました)
お正月を心から祝えない患者さんらに思いを致して、私たちは今年も歩み始めます。どうぞ初めての方も、お近くのおんころカフェをご訪問ください。まず、私たちに連絡をとってください。
まったく同じ状態、同じ思いの人はいないからこそ、「連帯」は必要で、また可能です。 私たちの哲学対話に参加することで、また企画・運営のための協力や資源の提供で、私たちを助けてください。医療者も、それ以外の方も。エンドオブライフにこそ「哲学」を! それは日本のがん・難病の歴史を静かに、少しずつ変えていくと信じています。
2020年(令和2年)1月
一般社団法人 哲学相談おんころ
代表理事 中岡 成文